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雨対策

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5月は何だったのか。5月は5月か。そりゃそうだ。...何を言ってるんだ。

相変わらず中年の危機なのか、いろいろと迷っている。いや、迷ってないのか。それすらもよく分からないけど、石馬寺、BBQ、長浜、東京、断食、降誕会、立命館、京都、東京、BBQ...、なんだかんだで日が過ぎていく。

今月はよく走った。

本も何冊か読んだ。
誰をも少し好きになる日 眼めくり忘備録 (文春e-book) 鬼海弘雄経済学は人びとを幸福にできるか​ 宇沢弘文完全教祖マニュアル (ちくま新書) 架神恭介  あれよあれよと5月が終わって6月だ。ふむ...。 

ハワイ報知の6月の記事を転載(最後ちょっと足してるけど)。

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雨対策


ランニングのコースにしている小さな山の頂上に雨宮龍神社という小さな神社がある。龍神は雨を司る神様で、龍と名のつく神社は、かつて雨乞いが行われていた神社であることが多いそうだ。しかも雨の字まで入っているこの神社は、きっと昔は雨乞いの儀式が行われていたのだろう。小さな山の上とはいえ、子供やお年寄りには登り切ることが難しい坂の上だ。そんな場所に神社を建てて祈っていた昔の人たちの必死さが伝わってくる。

現代、人間は気まぐれな雨を克服できたか。もちろんできていない。災害は毎年のように起きているし、屋外のイベントは中止になったり延期になったりする。そして、傘という道具は、頭上に布を広げて濡れないようにするという原始的な仕組みのままだし、車のワイパーはゴムのついた棒で雨を拭うだけだ。雨対策に関しては(も)、人間は賢い猿と大差ない。雨対策を様子をよくよく見てみると、人間の愚かさや小ささを感じずにはいられない。

天気予報は昔よりはよく当たるようになったのかもしれないけど、やはり外れる。お天気キャスターが、他のニュースキャスターに比べてお茶目なキャラクターを演じがちなのは、きっと、おどけたお天気キャスターに人間の無力さを投影して、視聴者が自らの無力さを直視することを避けるための巧妙な仕組みだ。

雨は空から降ってくる水だ。こんなものに振り回されるというのは、情けなくもあるけど、でも、なんだか、とても素敵だ。もうすぐ雨の季節だ。


ハワイ報知 2015年6月1日10面