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Showing posts from January, 2011

問うことと分けることと分かることと

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当然のように営業中のシロシベです。ただいま自由記述の分類の作業をしています。具体的な内容は割愛しますが、「●●の理由を書いてください。」という設問への回答を分類する作業です。回答は100字程度の短いものなのですが、これが多種多様で分類が難しく、理由っていろんな答え方があるんだなぁ、と思って考え込んでしまいました。

何が難しいって、理由には理由の理由があるんですね。たとえば、「タウンエースを買った理由は?」という問いには、「働く車ということ以外に余計な記号性がないのがクールだから。」「田舎に引っ越したから。」「田舎は車がないと不便なので。」「中古でちょうどいいのがあったから。」とかとか、いろんな答え方があります。全部理由としてはあり得るのですが、そこには、特定の車種を選んだ理由、車を購入した理由、購入の背景にある理由、などなど、いろんな答えの可能性があります。だから、自由記述で理由を問う場合には、どの部分の理由を知りたいのか明示しないと厄介な回答になってしまうなぁ、と思ったりしました。

で、これは、ひいては「開いた質問」全般に言えることです。たとえば「Where」の質問、「東京駅はどこですか?」には、「千代田区です。」「北緯35.681382度、東経139.766084度です。」「この道をまっすぐ行って...。」などなどあり得て、文脈に応じて答え分けないと会話が難しいものになります。Who(誰) What(何) When(いつ) Where(どこ) Why(なぜ)How(どう)、全部そうです。回答者に質問者の意図が分からないと、間違ってはいないけど明らかに間違った回答、ということになってしまいます。

で、開いた問いと閉じた問い、その違いは何かというと、回答者に刻ませるかどうか、です。

「問い」の辞書的な意味は、
わからないことやはっきりしないことを人に聞く。また、相手の考えを知ろうとして、ある事をたずねる。多くの人に判断を求める。質問する。

ということなんですけども、「分からない」とはそもそも「分かれていない状態」で、それを分かつのが「分かる」ということで、「はっきりしない」とは境界線のないことを指す言葉です。分かれていないところに境界線を引いてそのどっち側かを教えて、というのが、開いた問いです。閉じた質問というのは、刻み方を予め指定した質問です。

「東京駅はどこか」でいうと、答…

実質の非犯罪化を静かに待つ立場です

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Your Interview with the President」というGoogle 主催の企画、なのかな。YouTube や Twitter(#askobama)で大統領への質問を公募して、投票もできて、実際にYouTube上で大統領が回答してくれる企画です。たぶん。



で、驚くのが、上位の質問のほとんどが大麻合法化について。というか、トップ100の全てが「大麻合法化もしくは麻薬戦争」これは、いわゆる「祭り」みたいなものなのかな。それとも本当にアメリカで合法化の議論が盛り上がっているのかな。。。カンナビスト関西のブログによると、過去2回同じ企画があって、2回とも大麻の質問がトップだったんですね。きっとただの「祭り」じゃないんですね、きっと。ちなみに、今日(日本時間で28日の午前4時ごろ)YouTubeでライブで回答してもらえるそうです。まあ、そんな劇的な回答ではないんでしょうけども。

で、日本では大麻も覚醒剤もいっしょくたで「悪い物」扱いですが、wikipedia の地図とか見てみると、合法化・非犯罪化されてる国や地域は多く、「先進国の多くの国では、個人使用は容認されており、大麻の所持や栽培について、少量所持であっても最低刑を懲役刑と定めているのはG8各国中で日本だけである」です。

個人使用というのは嗜好品としての使用のことかと思いますが、医療で使用、繊維原料としての栽培、いろいろ論点はあるわけですが、日本では議論の俎上にもあがってない状態かと思います。

僕は別に解禁論者ではありません(交通事故とか起こす人がきっといっぱい出てくるだろうし)。実質の非犯罪化を静かに待つ立場です。

表札ができたぜ

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シロシベの表札について考えていたわけですが、結局、ガラスのに決定しました。表札は「ネームプラザ」さん、台座の木は「マルトクショップ」さんで購入。「ネームプラザ」は、イラレでデザインしてファイルを送ると作ってくれます。「マルトクショップ」、木材を数十種類から選べて、ミリ単位でサイズ指定できて、カットしてくれて面取り加工なんかもしれくれて、宅急便で木材を届けてくれます。超便利。で、取り付けてみました。





おお素敵。。。台座の木はサクラの木で、オフィスの壁と同じで墨で黒くしてあります。その上から荏胡麻油でコーティングです。宗教法人の施設にこんなことしていいのか微妙な感じではありますが、郵便屋さんが困ってるんだし仕方ない。

こういったものは1個つくると2個目3個目...、という気分になってしまいます。次は、滋賀県の、おそらく湖北のあたりからはじまっている伝承文化である「飛び出し坊や」で作ってみたいと思います。坊や、基本的には自作するものだと思うのですが、ぜひこのオーソドックスな形の坊やで作りたい。売られてるところを見かけたらご連絡いただけると幸いです。

坊主にする

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何があったのか知りませんが、突然「坊主にする」と言い出し、「本当にいいの?」と何度聞かれても一貫して「いい。坊主にする。」と。というわけで。

家族が崩壊したくらいで人は不幸にならないし、ソーシャルメディアごときで人は幸福にならない、という話。

つながりについて考えています。

きっかけはこの2つの記事です。
1つ目が、asahi.com(朝日新聞社)の「家族に頼れる時代の終わり『孤族の国』」。
2つ目が、www.さとなお.com(さなメモ)の「ボクたちはその萌芽の最初期に生きている」。

どちらも、人と人のつながり方が大きく変わっていることについての記事です。
抜粋して引用すると、まずは朝日新聞、

国勢調査が行われた。今回の調査で、1人世帯が「夫婦と子どもからなる世帯」を上回るのは確実視されている。単身化は今後、さらに勢いを増す。単身化自体は個人の自由な選択の結果であり、否定すべきことではない。その半面、高齢の単身者は社会的に孤立し、様々なリスクに無防備になるケースが多いのも事実だ。単身化に加え、雇用が崩壊し、地域共同体の輪郭が薄れ、家族の中ですら一人ひとりが孤立している。同時に、極端な高齢化と人口減少も進む。東京23区では毎日、平均10人が孤独死する。

会社という「疑似家族」に人生の大半を委ねることができた世代は、まだいい。不安定な雇用に直面する若い世代は、人生前半で働く場から排除され、仕事と結婚の扉の前でたじろぐ。

ここで、立ち止まって考えたい。いま起きていることは、私たちが望み、選び取った生き方の帰結とはいえないだろうか。目指したのは、血縁や地縁にしばられず、伸びやかに個が発揮される社会。晩婚・非婚化もそれぞれの人生の選択の積み重ねだ。「個」を選んだ結果、「孤」に足を取られている。この国に広がっているのは、そんな風景なのだろう。誰もが「孤族」になりうることを前提にして、新しい生き方、新しい政策を生み出すしか道はない、と考える。

次にさとなおさん(佐藤尚之さん、電通の人なのかな。)、

平成に入り、都会を中心にお茶の間が崩壊し、マスメディアは次第に世論を形成する力を失い始めた。生活者は、男女「各」世代ごとに細かく分散していった。それぞれが個別に違う情報に触れるようになり、インターネットの普及はそれを助長した。情報が広く共有されることも減り、生活者は個々に別々の情報を持って情報洪水の世の中を渡り歩いて行かざるを得なくなった。全世代全員が知っている流行歌が消滅した。

お茶の間で家族に共有されていたもの。それが家族と代わる新しい「つながり」に共有されていく流れ。広告コミュニケーション的にも大きく根本的な変革であるが、これはもっとたく…

シロシベの表札について考える

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シロシベの本店はお寺の庫裏の一室です。メールのやり取りが主なのですが、宅急便や郵便物もあるにはあります。で、住所通りに配達に来られても、外見上は普通のお寺なので、「こちらの住所でシロベエさん宛なんですけど、こちらでよろしいですか?」などということになってしまいます。「いや、シロベエじゃなくてシロシベなんですけど、ここです。」といったことが時折発生するので、表札を掲げることが検討されています。

社名の表札、悩みます。一流企業には一流企業らしい表札が求められるわけですが、まあ、いつから一流企業になったのか、ということですが、まあ、最初からそうなんですけども、要するにかっこいい表札がいいと思います。1辺が5メートルくらいの大理石に「Psilocybe」と彫って置く、つつじの生垣で「Psilocybe」の形に剪定する、「→この先700m」などに憧れますが、まあ、いろいろ難しいので、ネット通販で買える一般家庭用のものにします。

ちょっとググった感じでは、第一印象ではガラスが素敵に思えます。

でも、こういうのは打ちっぱなしのコンクリートの壁などには良さそうですが、実際に掲げる場所は、

こんななので、ちょっと違うかなぁ、いやでも、この違和感もアリかなぁ、といった感じです。で、そういうことならもう、

こういうのがいいんじゃないか、と思ったりもします。でも、これなら自分で作れるんじゃないか、というか、作りたい。というか年度末に向けてそんなことしてる場合ではない。

信楽焼の表札なんてもの、違和感なく、かつ Helvetica のフォントも生かせるかな、でもパッとしないなぁ。。。

どうしよう。。。仕事しないと。

フィボナッチ・キノコ

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メイキング・オブ・そのきのこ手ぬぐい#002です。このデザインの特徴はなんといっても螺旋状に広がるキノコですが、この螺旋、ただ螺旋っぽく並べられてるわけじゃないんだぜ、という話です。

フィボナッチ数(Fibonacci number)というものがあります。

0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377, 610, 987, …

という、0から始まり、次が1で、次からは前の2つの和、というシンプルな数列です。フィボナッチ数列の連続する項の比は、1:(1+√5)/2、約1.618でいわゆる黄金比に収束します。

自然界によく現れる数列だそうで、このページなどが詳しいですが、花びらや葉っぱ、パイナップルの皮のうろこ、松ぼっくりの鱗片、サボテンのとげ、ジャガイモの芽など、一部の植物で螺旋状に並ぶものに番号を振ると、3週目で8番目が下と重なる、とか、2週目で5番目が、5週目で13番目が、みたいなことになってるらしいのですね。

2と5、3と8、5と13、...一つとばしのフィボナッチ数なんですが、この比を無限にとばすと、2-{(1+√5)/2}に収束して、約0.3820ですが、これに360°をかけた約137.507度が黄金角と呼ばれたりします。

さて、この137.5°ずつひねりながら広がる感じを図にすると、たとえば、
x=a×cos(0.3820×2π×a)
y=a×sin(0.3820×2π×a)
a=0,1,2,3,...
として、
a=1のとき、(x,y)=(-0.73736,0.6755)
a=2のとき、(x,y)=(0.1748,-1.99235)
a=3のとき、(x,y)=(1.82541,2.38073)
a=4のとき、(x,y)=(-3.93889,-0.69652)
a=5のとき、(x,y)=(4.2186,-2.68392)
a=6のとき、(x,y)=(-1.55716,5.79442)
a=7のとき、(x,y)=(-3.22693,-6.21184)
a=8のとき、(x,y)=(7.51486,2.74351)
a=9のとき、(x,y)=(-8.3187,3.43501)
a=10のとき、(x,y)=(4.23725,-9.05791)
a=11のとき、(x,y)=(3.29366,10.49532)
a=12のとき、(x,y)=(-1…

2011;)

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なにはともあれ明けましておめでとうございます。年賀状は省略してブログとメールだけでご挨拶です。送っていただいた方にも返事しなかったりしますが、ご無礼お許しください。

今年の抱負。
歯医者に行く。
というわけで、今年もどうぞよろしくお願いいたします。雑だな...。