お盆の蜘蛛の糸

今日は盂蘭盆会でした。盂蘭盆会とは、...よく知らないので、お寺の中の人ですがWikipediaに頼ります。

盂蘭盆会(うらぼんえ、ullambana、उल्लम्बन)は、サンスクリット語の「ウランバナ」の音写語。近年、古代イランの言葉で「霊魂」を意味する「ウルヴァン」(urvan)が語源だとする説が出ている。古代イランでは、祖先のフラワシ(Fravaši、ゾロアスター教における聖霊・下級神。)すなわち「祖霊」を迎え入れて祀る宗教行事が行われていた。一説によると、これがインドに伝えられて盂蘭盆の起源になったと言われている。日本では一般にこの「盂蘭盆会」を、「盆会」「お盆」「精霊会」(しょうりょうえ)「魂祭」(たままつり)「歓喜会」などとよんで、今日も広く行なわれている。(盂蘭盆会 - Wikipedia)

一般に仏教の行事と認識されているが、仏教の教義で説明できない部分も多い。古神道における先祖供養の儀式や神事を江戸幕府が庶民に強いた檀家制度により仏教式で行う事も強制し、仏教行事の「盂蘭盆」(うらぼん)が習合して現在の形が出来たとされる。(お盆 - Wikipedia)


へえ。で、今日はお寺でお盆の集いがありました。お勤めの後、「蜘蛛の糸」のDVDを鑑賞。すねいる教材研究社という法話・お経・伝道教材を販売する会社が出しているDVDです。原作は芥川龍之介ですが、これにお寺用のエピソードが少し追加されているものです。蜘蛛の糸が切れて地獄に落ちたカンダタとお釈迦様の対話が追加されていて、「自分勝手で無慈悲な心のせいで落ちたのではない、蜘蛛の糸の強さを信じることができなかったために落ちたんだ。」という話です。DVDを見るまでは、芥川の作品で十分、余計なエピソードを足さなくていいのに...、などと思っていましたが、信じるということ、信仰、信頼、いろいろ考えさせられました。信じればどこかへ行ける、どうにかなる、というのではなくて、信じることそれ自体が目指される場所なんですね。うまく説明できませんが。



そうこうするうち日も暮れて、


老若男女。


花火。
100815

夏ももうそろそろおしまいです。

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